
イベントや式典の現場で「司会者」は一見すると進行役に見えます。
しかし、私たちが考える司会者の本当の役割は「場を安心させ、成功へと導く存在」です。
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- ただの進行役ではない
プログラムを読み上げて、時間通りに進めるだけなら誰でもできます。
けれどもプロの司会者は、会場の空気を読み、ゲストの気持ちを察し、主催者の想いを言葉で届ける。
その積み重ねこそが、イベント全体の質を高めるのです。
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- 話し手であり、聴き手でもある
司会者は話す力だけでなく、聴く力も重要です。
登壇者や参加者の一言を受け止め、それを場に広げることで、空間が温まります。
「誰もが安心して話せる雰囲気」をつくるのも、司会者の大切な仕事です。
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- プロに求められる心構え
プロの司会者には次のような心構えが求められます。
• 主役はあくまで「主催者・ゲスト・参加者」であること
• 想定外のことが起きても、慌てず冷静に受け止めること
• 言葉遣いや態度で会の品格を保つこと
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まとめ
司会者は「場をつなぎ、想いを届ける存在」。
単なる進行役ではなく、会の成功を陰で支える“プロフェッショナル”です。
日本司会者協会では、こうした心構えを大切にした研修を行っています。
次回は「認定司会士研修で学べること」について詳しくご紹介いたします。
